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第43回井植文化賞

第43回井植文化賞は4名の個人と2つの団体が選ばれました。

受賞者のご紹介 令和元年度(2019)第43回受賞者のご紹介

文化芸術部門:(個人受賞)

栗田 明子 氏

(株)日本著作権輸出センター 相談役

 ― 兵庫県芦屋市在住 ―

栗田明子氏
栗田 明子 氏

出版記念ミラノ
  本を持って商談に


栗田明子氏は、幼少期から西宮市に暮らし高等学校卒業後 商社・出版社を経て 日本の出版物を海外に広めたいと自ら著作権代理店を設立、著作権輸出のパイオニアとして欧米の出版社を訪問され日本の図書を紹介されました。1984年には(株)日本著作権輸出センターを設立、20数年間で世界40カ国以上、累計13,000件に及ぶ日本作品の契約管理をされました。海外出版に結びつけた多くの作家の中でも兵庫県ゆかりの小川洋子、河野多恵子、筒井康隆、小松左京、須賀敦子や村上春樹の作品を文化の違いを乗り越えて初めて海外に紹介し、日本文化の理解を広めてこられた活動と功績が評価されました。

科学技術部門(個人受賞)

西田 敬二 氏

神戸大学先端バイオ工学研究センター副センター長、教授
 株式会社バイオパレット 取締役

 ― 神戸市在住 ―

西田敬二氏
西田 敬二 氏

第36回分子生物学会-海外研究者ネットワーク

西田敬二氏は生命進化の原理の追究からバイオ産業革命のカギとなる先端技術に至る幅広い研究テーマに挑戦されている研究者です。「切らないゲノム編集技術」の開発に成功されるとともに最先端のゲノム編集の研究に取り組まれ、遺伝子治療や農作物の改良、石油代替品を生産する有用微生物の改変など幅広い分野での応用が期待されています。また、大学発の高度先端技術に基づく起業家精神の土壌を神戸に生み出そうと研究分野の事業化をいち早く実現する(株)バイオパレットの創設にも携わられました。今後の活躍を期待するとともに、その成果と功績が評価されました。

社会福祉部門(団体受賞)

一般社団法人兵庫県音楽療法士会

 理事長:鞘本 尚子 氏

 ― 所在地:神戸市中央区 ―

鞘本尚子氏
鞘本 尚子 氏
仲間たち
訪問コンサート

音楽療法とは、音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを心身の障害の軽減、回復機能の維持改善、生活の質の向上や問題となる行動の変容に向けて音楽を意図的計画的に活用する行為です。兵庫県では阪神淡路大震災後、こころのケアの重要性が高まり2002年に会員27名で発足した「兵庫県音楽療法士会」は2012年に一般社団法人となり現在では248名の会員が活躍され、毎月研修会・事例発表会、県内参加型コンサートや介護老人施設訪問コンサートを実施、音楽療法の普及・定着強化事業に取り組まれています。東日本大震災復興支援事業として「きずなコンサート」も開催されました。新しい分野での社会福祉の発展に寄与されることへの期待が評価されました。

地域活動部門(個人受賞)

宮田 久也 氏

NPO法人チャイルドドクター・ジャパン 理事

  - 兵庫県西脇市在住 -
宮田久也氏
宮田 久也 氏
路上コンサート
ミツンバスラムで(ナイロビ市内)

宮田久也氏は、2002年「国際医療協力機構」からケニアへ派遣され2015年までスラムや孤児院に暮らす子どもたち延べ10万人以上に無償で医療を提供、帰国した現在も年4回ケニアでの医療支援活動を続けています。また「途上国の子どもたちの現状から考える日本の青少年の未来」と題した講演会を地域で実施し、過酷な環境下でケニアの子どもたちが逞しく生きる姿を紹介、日本の子どもたちに自分たちも負けずに頑張ろうとする勇気を与えています。宮田氏の実体験を元にした講演が子どもたち自身の人生を考えるきっかけとなり、近い将来には外国人と一緒に学び働くことが日常となる日本で多文化共生を担う人材の育成に寄与することが評価されました。

報道出版部門(個人受賞)

松本 創 氏

ノンフィクションライター

  - 神戸市在住 -

松本創 氏
  松本 創 氏

広報誌雪
『軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い』


松本創氏が執筆された「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」は、遺族の先頭に立ってJR西日本と対峙した一人の男性の闘いを見つめたノンフィクション作品です。神戸新聞社を退職後フリー記者として取材を始められた松本氏は事故後13年にわたり被害者遺族の方に寄り添い、言葉に耳を傾け続け、遺族の目線を通じて企業が生まれ変わろうともがく姿を見つめてこられました。事故から来年で15年。遺族の傷は今なお深く、企業の安全に向けた取り組みもまだその途上といえます。記憶の風化が懸念される今こそ、この著書が出版されたことの意義が評価されました。

国際交流部門(団体受賞)

ベトナム夢KOBE

 共同代表:ズオン ゴック ディエップ 氏
      野上 恵美 氏

 ― 所在地:神戸市長田区 ―

河本美代子氏
ディエップ 氏

野上 恵美 氏

阪神淡路大震災で被災した在日ベトナム人を支援する目的で設立された団体を基に「ベトナム夢KOBE」は2001年に設立され、神戸市長田区を本拠に活動されています。現在ではベトナム語と日本語による生活相談、通訳・翻訳、ベトナム母語教室をはじめ、ベトナム語でのFMラジオ放送も開始され、近年ベトナム国籍の市民の増加がめざましい神戸市長田区役所においてベトナム語の通訳・翻訳業務も継続して実施されています。今年4月に改正入国管理法が施行され、わが国で働き生活するベトナム人の増加が予想されるなか、多文化共生に貢献されることが期待される活動が評価されました。

 

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